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WAM移行研修の取材記録
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独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業
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富山でのムーブメント

2010/03/29 10:03
移行研修は全国5ヵ所で実施されました。
初級研修(ビジネスモデル編):高岡、会津若松、香川 
中級研修(事業計画編):愛知、東京

初級研修の追跡取材は、十分な時間があった高岡を取り上げてきました。

研修後に、プロバスケットbjリーグのグラウジーズとの連携が生まれ、
多くの地域生活を送っている障がいのある方たちが、バスケットの試合に
招待され、とても盛り上がりました。この招待試合はずっと続いています。

そして今は、工賃倍増の計画として、協働事業の企画が進んでいます。

社会福祉法人が合同での勉強会を開催しました。

地域移行、地域生活の実現に向けて、一歩、一歩歩み始めた様子を
リアルタイムでお伝えしてきたことで、地域展開のイメージを少しは
持っていただけたのではないかと思います。

また研修後にずっと続いてきたのが、法人を超えた飲み会でした。
NPO、社会福祉法人、代表、職員がその立場を超えて、一人の福祉人
として定期的に交流を続けてきました。

最初は法人に対する愚痴も多かったそうですが、今ではどんな地域を
作っていくのか、本人の暮らしをどうやって実現してゆくのかといった
内容が真剣に話し合われているようです。

8月の下旬に研修で訪れた時には、事業所も、利用者も、職員も
地域も未来が見通せず、不安が伝わってきましたが、半年の間に
未来のビジョンが少しずつ描けてきて、不安よりも希望が大きく
なってきたように感じられました。

そして、来年度からもっと大きな展開が生まれそうです。
飲み会を続けてきたメンバーを中心に、事業所の枠を超えて、
移行研修で使用した創発型事業所ワークブックの勉強会を
月1回のペースで開催することが決まったそうです。
この勉強会は2年間続ける計画で、本気で地域を24時間、365日、
どんなに困難を抱えていても死ぬまで生きられる地域づくりを
目指す、という覚悟が伝わってきました。(拍手!)

これから富山がどう変わっていくか、とても楽しみですし、
今後も注目して行きたいと思います。

富山の皆さん、頑張って下さい!

さて、このブログも今回が最終回です。
これまで、移行研修の様子やその後の動き等について紹介して
きました。

そこで見えてきたことは、まず自分が一人でも学ぶこと。
そして地域の力を集めて、学びあって、そのエネルギーでまた
地域の力を集めて、また学びあって・・・。これを永遠に繰り返して
いくこと、それがとても大切なことだということです。

この循環が、新しい福祉を届けられる日はそう遠くないと感じました。

全国の皆様、本当にありがとうございました。
今後の活躍を祈念しています。

むそう事務局

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愛知移行研修その後B

2010/03/27 01:52
愛知の最後に紹介する事業所は豊田市で活動している
NPO法人スモールワンです。
NPO法人スモールワンはケアホーム、居宅介護に加え、
生活介護、日中一時支援でお菓子の製造を行っています。
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建物:「お菓子工房ぐれいす」の拠点

移行研修を受けて、
「事業計画の大切さと、自分の担当事業が実際に黒字運営が
できているかどうかが、確認できるようになった。」
「知らなかった単価がわかるようになった。」と、主に、
事業の収支面で学びが多かったようです。
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事務所:主たる事業所内

地域生活支援のポイント「は地域理解を深める」とう意識のもとに
スタッフは、地域が開催する祭事に参加したり、近くのスーパーに
買出しに行く時は住宅街の中を歩いて行き、住民の方たちに
会う機会を作っているそうです。また、スーパーの方たちとも
顔なじみになれるとのこと。
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環境美化:地域の環境美化活動の様子

しかし、顔なじみになっても、理解者になるのはまだ難しいそうです。
障がい理解が無いがゆえに、親近感がないと・・・・。
そうはいっても地道に続けてるうちに、毎日買出しに行くスーパーの
警備員さんに、声を掛けられるようになって、いつものメンバーより
少ないと、「今日はどうした?」と聞いてくれるそうです。
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仕事:お菓子作りの作業風景

スモールワンの強みは、一人ひとりを大切にし、その人に合った
サービスの提供ができることであると、笑顔で語って下さいました。
利用者もスタッフも楽しく活動できていることが伝わってきます。
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お菓子:贈答用詰め合わせ

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ハロウィン:イベントの一つで、毎年ハロウィン大会を実施

2011年11月には豊田市建設の新・福祉センター1階50坪の広さで、
障がい者就労スペース事業として喫茶・レストランを経営することが
決まっているそうです。

ますます楽しみです。

愛知移行研修に参加した事業所を3つ取り上げて取材しましたが、
どの事業所も、地域密着の事業展開をしていて、この活動が
10年続く頃には障がい者の地域生活も大きく前進しているだろうと
いう思いを強くしました。

これで、愛知県の取材はひとまず終了します。
次回は移行研修から生まれた富山でのムーブメントを紹介します。

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愛知移行研修その後A

2010/03/25 12:02
続いての紹介はNPO法人楽笑です。
漁港で栄えていた小さな町で地域生活支援を行っています。

現在、障害のある方の働き場・主婦、団塊世代の方の働き場として
パン工房八兵衛(日中支援センター八兵衛:就労継続支援B型)・
酒菜屋十兵衛(日中支援センター十兵衛:生活介護)を運営中。
また、ヘルパー事業として居宅介護・行動援護・移動支援。
養護学校の中等部・高等部の方を対象に作業の体験を行う日中一時支援。
地域とのつながり・地場産業の活性化・障害者理解等を目的に、
まちづくり事業として子ども・地域向けイベントを行っています。
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(オープンから3年目、プチリニューアルイベントを開催。
試食会や新作パンのお披露目でたくさんの人が来店。
その後のリピーターも増加。)

「移行研修を受けて何か変化はありましたか?」の問いに、
「事業所が抱えている課題を改めて整理することができました。
また、4月からの新人スタッフも参加したことで、
自分の担当部署で何が必要かも考えることができ、
漠然とした課題が、1年での見通しをたてることができました。
少人数の団体により、現状の仕事で一杯になってしまうが、
利用者・事業所等にとってやらなければならないこと、
必要な時期等を改めて考えるきっかけになりました。」
と答えて下さいました。

地域展開を進めるにあたって、言葉や資料では伝えきれないことを、
みんなが楽しくつながりをもてるイベントを行うことで伝えています。
学生や近所の主婦・地域の方を企画運営者・ボランティア等に
なってもらうことで、自らまちづくりに主体的に参加して頂けるような
仕掛けですね。

楽笑だけの思いをぶつけるのではなく、地域の中でどんな問題があり、
ニーズがあるのかをくみ取り、みんなが受け入れやすいイベントを
目指していている、とのこと。
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(干物店オープン時は、JR東海のさわやかウォ−キングとタイアップ。
たくさんの人が来店し、開店1時間で干物が完売。)
        
立ち上げ当初から建物の改修やイベント等様々なことでお世話になっている
近所の方が、漁港を使ってのイベントを行ったときに、
「新しいことをやっていくのもいいけど、同じことを何度も継続してやり、
きちんとできるようになったら次へ進めばいい。またやろう」と言って下さった
ことが、とても嬉しかったそうです。
まちづくりはすぐに成果がみえず、やっていることが本当にまちを変えて
いくのか不安になるが、その言葉を頂いて、スタッフ以外にもそのように
考えて頂ける方がいることの素晴らしさ・喜びを感じたそうです。

今後は、地場産業の活性化・地域とのつながり等を目的に行った
イベントを筆頭に、少しずつ形を変え、より多くの方を巻き込めるよう
開催したいと考えていて、後々は、住民が主体となってイベントが
続いて行くことを望んでいます。
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(販売車を使い不定期でイベントに参加。
蒲郡B級グルメ、ギョロッケバーガーやちくわドック、
干物茶漬けなど、他では食べられない商品で行列!!)

お店の方は福祉施設でも、一般のお店と変わらない店舗、
障害の有無関係なく、みんなが楽しい・おいしい・また来たいと思える
お店を目指しています。
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(たちうお・めじなどを筆頭に、エビなど干物では珍しい商品も合わせ、
10種類以上の干物を販売。店頭だけでなく、居酒屋・スーパー・
保育園のおやつなどにも提供。)

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(写真は干物を干しているところ)
(十兵衛では、障害のある方が、魚を裁く・味付けする・干す・梱包する
という一連の流れを得意な所を分担して流れ作業で行っている。)

働く場においても今後ニーズが多いそうで、衛生上難しいかた・
重度なかたでも働ける場・地域の活性化につながるような場という面も含めて
動いて行きたいとのこと。
 
生活支援(ホームヘルプ等)においては、掘り起こせていない・
受け切れていないニーズはたくさんあることから、
今後は、支援者を増やし、現状のサービスの拡大はもちろん、
障害のある方の暮らす場の立ち上げに向けて活動してゆきたいと
豊富を語って下さいました。

「地場産業×福祉=まちおこし」のモデルとして目が離せないですね。
   


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愛知移行研修その後@

2010/03/23 11:39
これまで、移行研修(ビジネスモデル編)のその後を
モデル地域を選んで追跡取材してきました。

高岡での研修のその後をお伝えしてきたわけですが、
研修の成果が、いろんな形で現れてきていることが
少しは感じて頂けたのではないでしょうか。

さて、これからは移行研修(事業計画編)のその後、
ということで愛知研修に参加した3事業所の、地域での
事業運営を取材してきましたので、順次報告して
行きたいと思います。

最初の事業所は、NPO法人かわせみです。
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本部事務所

NPOかわせみは、生活介護と就労移行を行う事業所です。
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日中活動支援センターかわせみ工房

野菜(苗)作り・販売、果樹園作業補助、パン工房「はぴくる」
喫茶「うたたね」(地域密着型特別養護老人ホーム内)
という多機能型の事業展開を行っています。
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農園作業:野菜苗の水やり

移行研修を受けて、未来予測と事業計画を立てたことで、
今やるべきことがはっきりした。意識が変わったとおっしゃっていました。
特に、他団体が主催するイベントに参加して仲間になること。
活動を知ってもらい理解を得て協力者になってもらうことが大切とのこと。
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子育てサークルさんと成人祝い

スタッフとの意識の統一、周知徹底、行政トップの障がい者福祉に対する
意識の低さなど、課題は多いが、丁寧に取り組んで行きたいとのこと。

喫茶「うたたね」は特別養護老人ホーム内にあるということで、
障がいメンバーが、パンを選んだり、いすを用意するなど高齢者の
支えてになっている。
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就労移行支援:喫茶うたたね
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商品名:レモンティー

お子さんに障がいがあると告げられたおかあさんが子育てサロンでの
パン販売をするメンバーを見て、「うちの個も働けるようになりますか?」
と尋ねてこられて、「大丈夫です」と伝えることで、支えになれているなぁ
と実感する機会があったと嬉しそうに話してくれました。
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パン移動販売

かわせみは、生まれたての赤ちゃんから駄菓子を買いに来る子ども、
職場体験中の中学生、高校・大学生ボランティア、おじさんボランティア、
老人ホームのお年寄りと他世代とのかかわりがたくさんあることが
とても素晴らしいと感じました。
今後は生活支援を立上げ、ケアホームの準備をし、暮らしを支える
支援に着手するということです。
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今後の展開が楽しみです。

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移行研修in東京のアンケート結果

2010/03/20 15:13
地域移行研修(事業計画編)in東京が終了しました。

参加者の評価はどうだったのでしょうか?
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全体評価は4.7(5点満点)でした。
とても高い評価です。
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最も評価が高かったのは「愛知県知多地域の取り組み」
で4.9点でした。
次に、「地域福祉の現状と可能性」「組織と利用者の未来予想」
「利用者の未来を考える」で4.7点でした。
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事業所が抱える課題は、「ケアホームの立上げ・拡大」、
「職員の教育とレベルアップ」「中長期の事業計画の策定」
が一番でした。
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これで、高岡、会津若松、香川、愛知、東京と続いた移行研修は
全プログラムを終了しました!
各地域の皆様、ご協力ありがとうございました。

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移行研修in東京(事業計画編)2日目の様子

2010/03/14 12:47
移行研修in東京(事業計画編)2日目の報告をします。

2日目最初のプログラムは「愛知県知多地域の取り組み」です。
NPO法人ふわりから社会福祉法人むそう、半田市障がい者
相談支援センターと地域福祉を担ってきた加藤恵氏の講演です。
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社会資源をどう発掘し、どうつなぎ、地域の中で有機的に機能させて
いくかについて、実践を踏まえた具体的な内容と提案が話されました。
講演の最後には、個々に現状の地域連携の診断も行いました。
結果はどうだったのでしょうか?

午前中最後のプログラムは、マーケティングマップの作成です。
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5年後までの大まかなプランを作成します。

午後最初のプログラムは、事業構想の立案です。
3年間の戦略をたて、見通しを立てます。
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この3年間の流れを組織全体で共有できた時、
組織の力が結集され、大きな推進力となります。

続いてのプログラムは収入計画作成です。
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単価表と電卓を使いながらの作業です。

最後に人員計画と行動計画を作成し2日間の研修を終えました。
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2日間、お疲れ様でした。
またお会いできることを楽しみにしています。

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移行研修in東京(事業計画編)1日目の様子

2010/03/13 11:53
3/7(日)、8(月)に移行研修(事業計画編)が
東京の日本財団ビルで行われました。
いきなり冬型の気圧配置に変わり、本当に寒い中の開催です。

東京開催ということでしたが、東京からの参加は1事業所のみで、
広い範囲からお集まりいただきました。
遠くは愛媛からの方もみえました。

まずは、NPOふわりの代表、戸枝氏の講演です。
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WAMに連載している最新のレポートを事例や解説を交えて説明しました。


午後からは事業所に分かれて、今の組織の現状を把握しました。
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続いて組織や利用者の未来を予測し、必要な社会資源の
整備についてもシミュレーションを行いました。
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一日目のプログラムが終了しました。
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皆さん、お疲れのようです。
懇親会も大変、盛り上がりました。
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